ラグビー選手必見!捻挫後の回復期間とリスク管理のすべて

query_builder 2025/10/12
ラグビー選手必見!捻挫後の回復期間とリスク管理のすべて

足関節捻挫は、回復を焦るほど再発リスクが高くなるケガの代表格です。特にラグビーのような高強度競技では、正しい知識と段階的なリハビリが不可欠です。本記事では、捻挫の重症度別の回復期間、復帰の判断基準、そして再発を防ぐためのケアやトレーニング方法を徹底解説します。


捻挫の重症度別・回復期間

重症度別・回復期間の目安

捻挫の回復期間は、靭帯の損傷レベルによって大きく異なります。

重症度

損傷内容

主な症状

回復期間

靭帯の微細な損傷

軽度の腫れ・痛み

1週間

部分断裂

明らかな腫脹・皮下出血・歩行痛

24週間

完全断裂

強い痛み・関節不安定・歩行困難

68週間以上(場合により手術)


回復を遅らせるNG行動

  • 痛みが引いただけで練習再開
  • ストレッチ・リハビリをしないまま復帰
  • アイシングや固定を早期にやめてしまう

「もう大丈夫だろう」での復帰は最も危険です。捻挫は治ったように見えても内部は治っていないことが多く、慎重すぎるくらいがちょうど良いのです。


競技復帰の判断基準とは?

競技復帰の判断基準

以下のような指標をクリアしてから競技復帰を検討しましょう。

  • 歩行時痛が完全に消失している
  • 片足立ちで10秒以上バランスが取れる
  • ジャンプ動作片足着地で痛みや不安がない
  • タックルや方向転換で体が自然に動く

競技レベルやポジションによって要求される動作は異なりますが、最低限これらのチェックは必須です。


再発を防ぐためのリスク管理とケア

モビリティとスタビリティの回復

捻挫後は、以下の2つをバランスよく回復させることが重要です。

  • モビリティ(可動性):関節の動きを取り戻す
  • スタビリティ(安定性):関節がブレずに保てる状態

どちらかが欠けても再受傷リスクは高まります。


具体的なアプローチ

  • 足関節の背屈・外反・内反運動のリハビリ
  • 足底感覚の再教育(バランスボードや裸足トレーニング)
  • 神経筋コントロール訓練(目を閉じての片足立ちなど)
  • フォーム改善・再発ポイントの分析(整体施術とセットで)


症例紹介

大学ラグビー選手(ロック/20歳)

スクラム時に足が巻き込まれて高位捻挫を負った症例。

  • 損傷靭帯:脛腓靭帯(度)
  • 受傷後、3日間は腫れと圧痛が強く、足を着けずに来院。
  • SPEC理論に基づき、体幹と下肢の連動を評価。
  • 初期2回は関節周囲の調整を中心に施術。
  • その後、バランス・片足スクワットなどのトレーニング指導を実施。
  • 3週目にジョギング再開、5週目で実戦復帰。

回復までの見極め段階的な負荷調整が再発防止の鍵となったケース。


まとめ

捻挫の回復は「時間が経てば治る」という単純なものではありません。靭帯損傷のレベルに応じた対応と、復帰判断のチェックポイント、再発を防ぐリスク管理までを含めた包括的ケアが必要です。

次回は、「足関節捻挫を防ぐためのセルフケアとトレーニング方法」について詳しく解説します。

捻挫の全体像を一気に知りたい方は、[保存版まとめ記事はこちら]( https://pcsrf.com /blog/20251009-3090/)

【保存版】ラグビー選手の足関節捻挫対策マニュアル|原因・対処・予防まで徹底解説(https://pcsrf.com /blog/20251009-3090/)


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