ランナー膝とは?──原因メカニズムを深掘り
目次
- ランナー膝=腸脛靭帯炎の正体
- 痛みが生じる3大要因
- SPEC理論でわかる“動きのクセ”
- 今日からできるセルフチェック
1. ランナー膝=腸脛靭帯炎の正体
「ランナー膝」と呼ばれる障害は、正式には**腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)**といい、ランナーの多くが経験する代表的な膝のトラブルです。腸脛靭帯とは、骨盤の外側から太ももの外側を通り、膝の外側に付着する長い靭帯で、走行中にこの靭帯が大腿骨の外側の骨(外側上顆)と繰り返し擦れることで炎症が起こります。
特に長距離のランニングや坂道の上り下り、ペース走などでは負担が大きくなり、痛みが悪化しやすいのが特徴です。
2. 痛みが生じる3大要因
ランナー膝を引き起こす要因には、いくつかの共通パターンがあります。
1つ目はフォームの乱れ。骨盤が内側に傾いたり、膝が内側に入り込むような動作(膝の内旋)をしてしまうと、腸脛靭帯の摩擦が増加します。
2つ目は筋力バランスの崩れです。大腿四頭筋(太もも前面)とハムストリングス(太もも裏)のバランスが悪いと、膝周辺の安定性が損なわれます。
そして3つ目がオーバーユース。急に走行距離や強度を上げたとき、靭帯や筋肉が耐え切れず炎症が起こりやすくなります。
3. SPEC理論でわかる“動きのクセ”
当施術院では、SPEC(Sports Performance Characteristic)という動作分析の理論を用いて、一人ひとりの体の使い方や姿勢、重心のかけ方などを総合的に評価します。
このSPEC評価を行うことで、「なぜ痛みが出たのか」「どこに負担が集中しているのか」が可視化され、自分に合った改善方法が見えてきます。特にフォームやアライメント(骨格の整列)に原因がある方には、有効なアプローチです。
4. 今日からできるセルフチェック
以下のような症状がある方は、ランナー膝の可能性があります:
- ランニング後、膝の外側を押すと痛みがある
- 階段の下りでズキッとした痛みが出る
- ランニングシューズの外側ばかり擦り減る
1つでも当てはまる場合は、早めの対策が必要です。
次回は「初期症状を見逃さないチェック術」について詳しく解説します。
Physical Care's Room F
住所:山梨県甲府市東光寺町2113-29
電話番号:090-4453-2235
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